団塊ジィジの日々是好日

つれづれに書くエッセイと出来事ブログです

とぜんなかねぇー (あの徒然草と関係してた! とは)

 【雑記・雑学・雑感】05)

 とぜんなかねー は、亡くなった(ばーちゃん)の”おヨネさん”の独り言です。

 

(目次)

1.「時間つぶし」には何がある?

2.「徒然草」ひらがなと漢字の組み合わせ

3.読みの違いがーーー

 

1.「時間つぶし」には何がある?
70歳近くまで魚屋をやっていたが、夫に先立たれ近所の茶飲み友達も少なくなり座敷から外を見ながらの一言です。

 でどんな意味(思い)なのでしょう。
暇な時の「時間つぶし」には何があるか! ”暇だったので” 調べてみました。
 ・頭の上にいろいろな物を乗せ(重ね)てバランスをとる
 ・犬や猫にヒゲや眉を書いて遊ぶ
 ・つま楊枝で井桁を作り積み上げる
などなど 気が付けば身近にある物に、(物を)使ってイタズラする事で退屈さを
楽しさに変える?事はできそうですね。
暇を持て余すという意味では、「つれづれ」にという言い方がありますが、その「つれづれ」は、徒然と書きますよね。

それではあの「徒然草」との関連は?

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2.「徒然草」ひらがなと漢字の組み合わせ

「徒然草」は、兼好法師が書いた日本三大随筆の 一つと言われており、他は、方丈記、枕草子などがあります。

「徒然草」は、つれづれなるままに、日ぐらし硯に向かひてーという序段を含め244段からなる随筆です。
この「徒然草」の文体は、ひらがなと漢字とを組み合わせた和漢混淆文で書かれ、日本で最初と言われる「今昔物語」に続く和漢混淆文と言われています。

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3.読みの違いがーーー

そこでさっきの、ばーちゃんの”とぜんなかねぇー” は、この「徒然草」の徒然を音読みしたものなのです。
「徒然草(つれづれ草)」と言うように、「つれづれなるままに」、すなわち「手持ち無沙汰なさま」という意味のことを、この私の田舎では”とぜんなかねぇー”と言うのでした。

時々聞いていましたが小さな頃は、言っている意味はわかりませんでしたが中学での授業で「徒然草」という言葉を聞き、やっと ”あっそうか” でした。
普段発せられる言葉がこんな形で鎌倉時代末期作と言われる書物の読みと繋がっているとは驚きでした。

”でわでわ”

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